場 所 |
静岡市葵区足久保 |
静岡茶発祥の地、足久保に平成元年にオープンしたリゾートホテル。
そのころは自分がこの業界に入りたての頃で主に内装を中心に関われせて頂いた建物。あれから約30年。2020年からのコロナ禍もあり、団体客中心の形態から独立型・非接触型という宿泊滞在サービスの提供、またインバウンドの回復を見越した受け皿としての宿泊施設。そして地域の特色を生かした体験・交流型の施設として館内をリニューアルするという計画からのスタート。
工事途中に(R4年9月)静岡を襲った台風15号の被害にも遭いました。そんな困難も皆の力で乗り切りR5年4月、予定より2か月遅れでしたが無事にリニューアルオープンを迎えることが出来ました。
30年前には、右も左もわからない自分を先代のオーナー夫妻は温かく迎えてくれて、その後もいつも気にかけてくれて、感謝しきれません。今回の計画では二代目オーナー若夫婦と関われせて頂き、その情熱だったり誠実さに感動させられ、気持ち良く楽しく仕事をさせて頂きました。二代に渡っての感謝となりました。
今回のリノベの設計デザインでは、先代とまた初代の設計者の思い入れと、二代目の思い、情熱をうまく融合させるをコンセプトに進めてきましたが、それが上手くできたと思っています。
自然豊かな森の中に建つ特別感のあるこのホテル。今回のリノベでも館内には自然素材豊かな仕上となっています。
是非、たくさんの方に来館していただいて鈴桃の魅力を感じてもらいたいです。
オーナーさまのご理解と工事関係者のご協力があって完成いたしましたことを心より感謝いたします。
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用 途 |
ホテル |
構 造・規 模
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木造2階建て
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