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一級建築設計事務所 オレンジカウンティ
広野の古民家
場 所 静岡市 昭和11年竣工の伝統木造軸組工法、石場建て住宅の耐震補強工事です。お施主様自慢の軸組、差鴨居はやはり見事です。
軸組や耐力要素の土塗壁の状態もよく、足固めもしっかりとあることから、今回も限界耐力計算法による耐震性能評価での補強計画としました。安全限界変形角のクライテリアは今回はR1/20radと設定しました。
地震用建物重量、現況の復元力特性である土塗壁、小壁、差鴨居をしっかりと見極め判断していき、補強方法では、主に荒壁パネルの増設や耐震リングでの計画として、損傷限界(稀に発生する地震 震度5程度)では1/120を満足する計画、また安全限界(極めて稀に発生する地震 震度6強)でも1/20を十分満足する計画としました。
重量や既に保有している復元力特性をしっかりと検証できましたので、最低限の補強箇所ですみ、経済面も考慮でき、意匠も現況をうまく残しながら安全性を高めることが出来ました。
お施主さまのご理解と工事関係者のご協力があって完成いたしましたことを心より感謝いたします。
用 途 専用住宅 構 造・規 模
木造平屋建て
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耐震リングによる補強 耐震リングによる補強 荒壁パネルによる補強 荒壁パネルによる補強
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